マイクロ波観測機器
第4世代 信号処理機能付き
ダイレクトRFサンプラー
DRS4シリーズ
ダイレクトRFサンプラー
DRS4シリーズ
(Direct RF Sampler with DSP 4th generation)
概要
ご好評頂いた前世代のOCTADシリーズからさらなる小型化、EMI対策強化、AD変換及び信号処理を拡充化し、デジタル分光、デジタルIFハイブリッド、デジタルビームフォーミング、相互相関などを実現しました。
想定用途
国内外の研究機関による地球大気観測、宇宙環境研究(太陽風など)、電波天文学、測地学(VLBIなど)
特徴
- 最大24GHzまでのマイクロ波を最大10GHzの帯域幅で信号処理
- EIA1Uサイズの小型化
- アナログ部/AD変換器/信号処理/出力形式は1台からカスタム対応可能
- EMI対策強化
主要諸元
ADC |
以下3種類の標準品から選択可能。標準品以外のカスタム対応も可能。
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信号処理 |
ご要望に応じて対応可能。
・デジタル分光 ・デジタルIFハイブリッド ・デジタルビームフォーミング ・デジタル周波数変換+再量子化 ・相互相関 |
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出力 | ご要望に応じて対応可能。 Ethernet(1G/10G)/USBなど | ||||||||||||||||
電源 | AC100-240V 最大300W | ||||||||||||||||
外形 | EIA1U 幅482 x 高さ44 x 奥行き 480 mm (突起物除く) |
構成例
構成例1
地球大気観測向けデジタル分光
地球大気観測向けデジタル分光
概要
ミリ波サブミリ波ヘテロダイン受信機からアナログ信号をダイレクトIFサンプリングした後に分光処理
諸元
項目 | 内容 |
---|---|
アナログ入力 | [入力数]最大2 [IF周波数]100MHz~4GHz |
AD変換器 | [サンプリング周波数]約10GHz [量子化ビット数]12bit |
分光 | [FFT周波数間隔]75KHz [FFT前処理] 窓関数4種から選択 |
出力 |
[積分時間] 100ms
[出力形式] パワースペクトラム LAN出力 or USBメモリ書込み(オプション) |
構成例2
電波天文学(VLBI)向けデジタル周波数変換+再量子化
電波天文学(VLBI)向けデジタル周波数変換+再量子化
概要
電波望遠鏡からのアナログ信号をダイレクトRFサンプリングした後に周波数変換/サイドバンド分離/再量子化し、時系列データを出力
諸元
項目 | 内容 |
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アナログ入力 | [入力数] 4 [IF周波数] 100MHz~24GHz |
AD変換器 | [サンプリング周波数] 16GHz [量子化ビット数] 3bit |
出力 |
[再量子化速度とCH数]4GHz(8ch) 2GHz/64Msps(16ch)
[出力形式]時系列データ |
構成例3
太陽風観測向けデジタルビームフォーミング+デジタル分光
太陽風観測向けデジタルビームフォーミング+デジタル分光
概要
UHF帯の8素子のアナログ信号をダイレクトRFサンプリング後にデジタルビームフォーミングし分光処理
諸元
項目 | 内容 |
---|---|
アナログ入力 | [入力数] 8素子×2 [周波数] 308~346.5MHz |
AD変換器 | [サンプリング周波数] 77MHz [量子化ビット数] 12bit |
ビームフォーミング | [ビーム数]4 [最大鉛直角]60度 |
分光 | [FFT周波数間隔]約5KHz [FFT前処理] PFB |
出力 |
[積分時間] 10ms
[出力形式] パワースペクトラムもしくは時系列データ(オプション) |
構成例4
電波天文学向け向けデジタルサイドバンド分離+デジタル分光
電波天文学向け向けデジタルサイドバンド分離+デジタル分光
概要
ミリ波サブミリ波ヘテロダイン受信機からのアナログ信号をサイドバンド分離を行い分光アナログに加えデジタルでサイドバンド分離することによりUSB/LSB間の漏れ込みを低減
諸元
項目 | 内容 |
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アナログ入力 | [入力数] (USB+LSB)×2 [IF周波数]100MHz~10GHz or 10~20GHz |
AD変換器 | [サンプリング周波数] 20GHz [量子化ビット数] 3bit |
分光 | [FFT周波数間隔]20MHz [FFT前処理] 窓関数3種から選択 |
出力 | [積分時間] 100ms [出力形式] パワースペクトラム |